NUEE 名古屋大学 工学部電気電子情報工学科(電気電子工学コース)Department of Electrical, Electronic Engineering and Information Engineering (Electrical and Electronic Engineering Course) School of Engineering, Nagoya University.大学院工学研究科電子情報システム専攻Department of Electrical Engineering and Computer Science, Graduate School of Engineering, Nagoya University

NEWS
2025
004

人事異動

【兼任(6月1日付け)】
  • MARTINEZ-CALDERON Claudia 准教授(宇宙地球環境学研究所)研究科担当(電気工学専攻)及び学部兼務(電気電子情報工学科)
2025
003

電子工学専攻・川瀬研究室では,テラヘルツ波の発生・検出・応用技術の開発に取り組んでいます.

川瀬研究室で研究を進めているテラヘルツ (THz)波は、電波の透過性と光波の取り回しやすさの両方の特長を有し、試薬に固有の吸収スペクトルを示し、かつX線とは異なり人体にも安全であるため郵便物内に隠された違法薬物検査など種々の応用が期待されています。

[1] K. Murate, S. Mine, and K. Kawase, "Wide dynamic range and real-time reagent identification and imaging using multi-wavelength terahertz parametric generation and machine learning," Scientific Reports, vol. 13, Article number 12743 (2023). DOI:10.1038/s41598-023-40013-y

[2] K. Murate, S. Mine, and K. Kawase, "Terahertz Parametric Generators and Detectors for Nondestructive Testing Through High-Attenuation Packaging Materials," IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, vol. 29, issue 5, Article number 8500813 (2023). DOI:10.1109/JSTQE.2023.3296989

川瀬教授および村手准教授が先導する各種テラヘルツ波関連研究
  • 川瀬教授および村手准教授が先導する各種テラヘルツ波関連研究
2025
002

名古屋大学大学院工学研究科 電気工学専攻 先端エネルギ―講座(核融合電磁物性工学研究グループ)中村研究室では、分子雲でのアミノ酸前駆体生成過程を、反応力場分子動力学法を用いてシミュレートしました。

地球上の生命を構成する有機物生成の候補として宇宙の分子雲中での化学反応とするボトムアップシナリオがある。我々は分子雲を模擬した反応動力場を用いた分子動力学法を用いて、反応経路を探索している。

図:高温で炭素・窒素・酸素・水素をランダムに配置した状態から温度を下げていくと、原子たちが共有結合で結びつき、様々な分子を構成する。そのなかに有機分子も合成されることを反応力場分子動力学法でシミュレートしました。
  • 図:高温で炭素・窒素・酸素・水素をランダムに配置した状態から温度を下げていくと、原子たちが共有結合で結びつき、様々な分子を構成する。そのなかに有機分子も合成されることを反応力場分子動力学法でシミュレートしました。
2025
001

人事異動

【退職(3月31日付け)】
  • 藤巻 朗 教授(定年退職)
  • 岡田 啓 准教授(名城大学へ転出)
  • 中島 拓 助教(公立諏訪東京理科大学へ転出)
  • 占部 千由 助教(東京都市大学へ転出)
【採用(4月1日付け)】
  • 水谷 圭一 教授(情報・通信工学専攻)
  • 久野 拓真 助教(情報・通信工学専攻)
【昇任(4月1日付け)】
  • 大島 大輝 准教授(電子工学専攻)
  • 村手 宏輔 准教授(電子工学専攻)
2024
017

人事異動

【採用(3月1日付け)】
  • 今井 友貴 助教(電子工学専攻)
2024
016

電気工学専攻・吉田研究室では、プロセス情報を解析することにより薄膜プロセスを理解し、超伝導線材の性能向上や特性安定化を行っています。

核融合や電動航空機に向け高性能の超伝導線材の開発が求められています。kmを超える長さの超伝導線材を高い性能を維持しながら安定に作るには、薄膜作製プロセスを高度に制御する必要があります。我々は実用線材作製にも使われているパルスレーザー蒸着という成膜方法に着目し、プルームと呼ばれる発光状態を観察・画像解析・予測することにより、超伝導薄膜プロセスの理解・制御を進めています。

プロセス情報を用いた超伝導膜プロセス設計の概要
  • プロセス情報を用いた超伝導膜プロセス設計の概要
2024
015

人事異動

【採用(2月1日付け)】
  • 李 峰 助教(電子工学専攻)
2024
014

情報・通信工学専攻 佐藤・小川研究室では、遠隔操作型対話ロボットの新しい操作インタフェースを研究しています

遠隔操作型対話ロボットの従来の操作インタフェースでは、作業負荷が高く、操作者にとって操作が単調で飽きやすい課題がありました。そこでゲーミフィケーションの考え方を応用し、操作者が楽しみながら能動的にロボットを操作できる新しいインターフェースを開発しています。ロボットを発話させるボタンやポイント獲得機能など備えたインタフェースを実装し、商業施設でのフィールド実験を通じて、操作者が実際に楽しんで操作できることを示しました。

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ゲーミフィケーションを応用したロボット操作インターフェースの概要
  • ゲーミフィケーションを応用したロボット操作インターフェースの概要
2024
013

人事異動

【兼任(1月1日付け)】
  • 飯島 陽久 准教授(宇宙地球環境研究所)研究科担当(電気工学専攻)及び学部兼務(電気電子情報工学科)
2024
012

電子工学専攻・西澤研究室では,任意に制御できる新しい光周波数コム光源の開発と革新的環境分光計測技術への応用に取り組んでいます.

西澤研究室では,革新的環境分光計測技術の実現を目指し,新しい高機能な任意制御光周波数コム光源の開発を進めています.最近,発振器の中に分子ガスセルや液晶空間光変調器を配置した新しい超短パルスファイバレーザーを開発し,発振器の中で高度なスペクトルピークを生成することに成功し,その原理を明らかにしました.

[1] N. Nishizawa, S. Kitajima, and Y. Sakakibara, "Spectral peaking in an ultrashort-pulse fiber laser oscillator with a molecular gas cell," Optics Letters, vol.47, no.10, pp.2422-2425 (2022).

[2] S. Kitajima, S. Kobata, and N. Nishizawa, “Programmable spectral peak generation by a mode-locked Er-fiber laser with an intracavity LCOS-SLM filter,” Optics Letters, vol.49, no.22, pp.6529-6532 (2024).

分子ガスセルとカーボンナノチューブを内包した超短パルスファイバレーザーの構成とその出力光のスペクトル.分子の吸収波長にあった高度な狭線幅スペクトルの生成に成功しました.空間光変調器を用いると,任意の波長にスペクトルピークが生成できます.
  • 分子ガスセルとカーボンナノチューブを内包した超短パルスファイバレーザーの構成とその出力光のスペクトル.分子の吸収波長にあった高度な狭線幅スペクトルの生成に成功しました.空間光変調器を用いると,任意の波長にスペクトルピークが生成できます.
2024
011

人事異動

【採用(10月1日付け)】
  • 井上 健一 助教(低温プラズマ科学研究センター)研究科担当(電子工学専攻)
【昇任(11月1日付け)】
  • 鈴木 陽香 准教授(電子工学専攻)
2024
010

電気工学専攻・大野(哲)研究室では、簡便な計測に基づく新しいトモグラフィ手法を開発しました。

未来のエネルギー源として期待される核融合発電に関する研究として、トモグラフィと統計的手法を組み合わせた新しい計測解析手法を開発し、装置壁への熱負荷低減時に増幅して現れるプラズマ輸送現象の4次元的な時空間挙動を明らかにしました。

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図. 計測・解析の流れと、直線型プラズマ装置NAGDIS-IIにおいて明らかとなったプラズマの時空間輸送構造.
  • 図. 計測・解析の流れと、直線型プラズマ装置NAGDIS-IIにおいて明らかとなったプラズマの時空間輸送構造.
2024
009

電子工学専攻・牧原研究室では、Si系量子ドット精密制御により、少数電子・光子を用いた知能情報処理デバイスへの応用に取り組んでいます。

牧原研では、その半導体技術、特にシリコンナノテクノロジーの更なる高度化に貢献するために、材料科学からプロセスインテグレーション・デバイス化技術にわたる横断的な研究を推進しています。特に、SiH4およびGeH4ガスのLPCVDによるSi系量子ドットの自己組織化形成において、ドットのサイズ、密度、配列制御技術を開発するとともに、新たな機能デバイス開発に取り組んでいます。

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図1. Si系量子ドットの高密度・配列制御技術とGeコア/Siシェルドットの形成
  • 図1. Si系量子ドットの高密度・配列制御技術とGeコア/Siシェルドットの形成
2024
008

電気工学専攻・加藤(丈)研究室では、再生可能エネルギーの余剰電力を活用した電気自動車の充電促進のためのモデルを構築しています。

再生可能エネルギー大量導入時の余剰電力を活用して電気自動車に充電すれば、CO2を出さずに車で移動できます。その実現にはどんな仕組みが必要かを検討するための基礎データとして、我々は様々な将来シナリオに応じた電気自動車の充電需要を計算するモデルを構築しています[1]。その結果は将来の配電系統における電力需給解析にも活用されています[2]。

[1] 渡邉雅俊, 占部千由, 加藤丈佳, 中村俊之, 山本俊行, 星野優子, 小西充峻:「再エネ電力によるEV充電増加のための日積算日射量に応じた充電促進時間帯の導入効果」, 電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌), 144巻, 6号, p.364-375, 2024年6月

[2] 中部圏社会経済研究所:報告書「中部地域の自治体における地産地消のエネルギーシステム導入効果に関する調査研究」, 2024年4月

(A) 再生可能エネルギーによる充電促進のための充電促進時間帯の導入; (B) 岐阜県N市内の配電系統内の電力需要(8月)の試算例
  • (A) 再生可能エネルギーによる充電促進のための充電促進時間帯の導入
  • (B) 岐阜県N市内の配電系統内の電力需要(8月)の試算例
2024
007

人事異動

【退職(6月30日付け)】
  • BEN NAILA Chedlia 助教
【退職(8月31日付け)】
  • 森 洋二郎 准教授(豊田工業大学へ転出)
【昇任(9月1日付け)】
  • 久志本 真希 准教授(電子工学専攻)
2024
006

情報・通信工学専攻 山里研究室では,世界初かつ唯一,光の軌跡を用いて,少量の光源でイメージセンサ通信における空間的に大容量・高自由度の並列送信を実現しました.

イメージセンサはカメラの感光デバイスであり,異なる光源を個別に検知し,一枚の画像として出力します.イメージセンサは大量の光信号を一斉に受信できますが,送信側には多数の光源や広い設置面積が必要です.大量の光源を高速かつ高精度に制御するため,送信機の設計難易度が高まり,製造コストも増大します.また,固定光源を使用すると,光源の密度と信号の伝送方向が制限されます.我々は移動する光源を基に,世界初かつ唯一の光の軌跡を利用した並列伝送方式を提案しました.提案方式は少ない光源数と設置面積で大容量・高自由度の並列送信を実現し,多方向への情報伝送も可能にしました.この成果は,光無線分野のトップジャーナルであるIEEE Photonics Journal誌とOptics Communications誌に掲載されました[1][2].

[1] Z. Tang, J. Zheng, T. Yamazato and S. Arai, "Image Sensor Communication via Light Trail Using Propeller LED Transmitter," in IEEE Photonics Journal, vol. 15, no. 5, pp. 1-12, Oct. 2023, Art no. 7304412, doi: 10.1109/JPHOT.2023.3317082.

[2] Z. Tang, T. Yamazato, "Image sensor communication and its transmitting devices," in Optics Communications, vol. 541, 2023, 129545, ISSN 0030-4018, doi: 10.1016/j.optcom.2023.129545.

移動光源による光の軌跡を用いたイメージセンサ通信の概要
  • 移動光源による光の軌跡を用いたイメージセンサ通信の概要
2024
005

電子工学専攻・内山研究グループでは、超高感度小型磁気センサを開発することで、医療診断や自動運転システムへの磁気センサ応用を目指した研究を行っています。

アモルファス磁性ワイヤを利用した超高感度小型磁気センサの開発により、心臓や脳の電気活動に伴う生体磁場を日常的に計測し、医療診断に応用するための研究を行っています。また、自動運転への応用を目的とした車両通行計測システムの開発研究を行っています。

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図 生体磁気計測用磁気センサシステム(Magnetoimpedance型グラジオメータ)
  • 図 生体磁気計測用磁気センサシステム(Magnetoimpedance型グラジオメータ)
2024
004

情報・通信工学専攻 教員公募

名古屋大学大学院工学研究科情報・通信工学専攻では教員(教授1名)を公募しています。
(学内向け情報にも掲載しております。)

ご応募をお待ちしております。

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2024
003

情報・通信工学専攻・岡田研究グループでは,山間地におけるドローン自営無線通信システムに取り組んでいます。

岡田研究グループでは,山間地においてドローンを用いた自営無線通信システムの実現性を検証しました.基地局とドローンの間で安定した通信路を確保するため,山間地の地形を考慮した中継機の設置方法を考案したり山間地における電波伝搬特性を実測により明らかにしました.

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ドローンを用いた自営無線通信システム.左図:システム構成.右図:電波伝搬特性.
  • ドローンを用いた自営無線通信システム.左図:システム構成.右図:電波伝搬特性.
2024
002

電子工学専攻・高橋研究室では、新しい顕微鏡技術を開発することで、これまで誰も可視化したことのない細胞や材料の機能を明らかにしています。

高橋研究室では、新しい顕微鏡技術を開発することで、これまでわからなかった細胞や材料の機能をナノスケールで可視化する研究を行っています。その一例として、ウィルスの取り込まれるプロセスを直接可視化し、理解することは、薬剤開発につながる知見を得ることができます。また、触媒や蓄電材料についても効率的に目的の反応を効率的に生じさせることが可能な構造を理解するために、構造と反応性の関係を結び付ける必要があり、新しい顕微鏡技術の開発が不可欠です。

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図 1. ガラスナノピペットを用いたイメージング技術の概要と癌細胞表面のナノスケールの形状イメージ(左)、ウィルスなどの取り込みに関与する陥没構造を可視化することに成功した。
  • 図 1. ガラスナノピペットを用いたイメージング技術の概要と癌細胞表面のナノスケールの形状イメージ(左)、ウィルスなどの取り込みに関与する陥没構造を可視化することに成功した。Reprinted with permission from Y. Takahashi, et al., Anal. Chem. 2023, 95, 34, 12664–12672. Copyright 2023 American Chemical Society.
2024
001

人事異動

【退職(3月31日付け)】
  • 安藤 秀樹 教授(定年退職)
  • 片山 正昭 教授(定年退職)
  • 宮﨑 誠一 教授(定年退職)
【昇任(4月1日付け)】
  • 田中 雅光 教授(電子工学専攻)
  • 牧原 克典 教授(電子工学専攻)
  • 本田 善央 教授(未来材料・システム研究所)研究科担当(電子工学専攻)及び学部兼務(電気電子情報工学科)
  • 堤 隆嘉 准教授(低温プラズマ科学研究センター)研究科担当(電子工学専攻)及び学部兼務(電気電子情報工学科)
【所属換(4月1日付け)】
  • 岡田 啓 准教授(未来材料・システム研究所→情報・通信工学専攻)
  • 岩田 哲 教授(情報・通信工学専攻→未来材料・システム研究所)研究科担当(情報・通信工学専攻)及び学部兼務(電気電子情報工学科)

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福塚 友和 教授(電気工学専攻長)(電気電子情報工学科 学科長)
052-789-5555
fukutsuka.tomokazu.g5<AT>f.mail<NU>
田中 雅光 教授(電子工学専攻長)
052-789-3324
masami_t<AT>nagoya-u.jp
河口 信夫 教授(情報・通信工学専攻長)
052-789-4388
kawaguti<AT>nuee<NU>

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