大学院

ご挨拶

〜幅広い視野を得るために そして 深く掘りさげるために〜

名古屋大学大学院工学研究科の電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻は、現代の私達の生活を支える、エネルギー、デバイス、エレクトロニクス、コンピュータ、コミュニケーションといった電気に関わる幅広い分野のすべてをカバーしています。電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻へ入学すれば、この広大な分野の数多いトピックスの各々について精通している教員の講義や演習等によって、幅広い知識を吸収することができます。

将来の社会を支える技術者であるためには、幅広い知識とともに、深い専門性を持っていることが必要です。電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻では、研究室における研究をとおして、この深い専門的知識と研究遂行能力を身につけることができます。一芸を極めることは総てを極めることに通じるともいいます。研究室で一つのテーマに関して行った研究で得た知識と経験は、一生の財産として役立ち続けるでしょう。

良い研究を行うためには、それが可能な体制が整っている必要があります。電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻には、この高度な研究環境が存在します。ここには、電気にかかわるすべての分野の研究室があり、それぞれが高度な研究を行い、高い評価をうけています。電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻の学生は、世界のトップクラスの学術誌に論文を投稿し、海外で開催される国際会議で研究成果を自ら発表しています。

幅広い研究分野をカバーする研究室群は、その研究内容によって、電気工学、電子工学、情報・通信工学の三つの分野に分かれています。電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻への入学を希望する皆さんは、どの分野に所属するかを決めるのではなく、どのような研究をどの研究室で行いたいかを考えていただきます。そして研究室が決まると、所属する分野が決まることになるわけです。

電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻では、皆さんは研究室でトップクラスの研究を行い、所属専攻の教員によるセミナーで専門分野に関する理解を深め、そして多数の幅広い分野の講義の中から興味あるものを選び受講することで、広い視野を身につけることができるのです。

このように、電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻は、深い専門性とともに総合性と国際的視野を備えた指導的技術者・研究者を育てることを目標とした教育を行っています。

沿革

概要 備考
1939 (S14) 名古屋帝国大学の創立と同年に電気学科の設置
1958 (S33) 電子工学科の設置
1967 (S42) 電気工学第二学科の設置
1973 (S48) 情報工学専攻の設置
1991 (H3) 電気学科、電子工学科、電子情報学科に改組
1995 (H7) 4学科を電気電子・情報工学科に改組
大学院は、電気工学専攻、電子工学専攻、電子情報学専攻、情報工学専攻に改組
大学院重点化
2004 (H16) 大学院の3専攻(電気工学専攻、電子工学専攻、電子情報学専攻)が電子情報システム専攻に改組 国立大学法人化
2017 (H29) 電気電子情報工学科を設置
電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻を設置

参照:名古屋大学工学部・大学院工学研究科の沿革