二葉会会長あいさつ

 

塚会長

 このたび、豊田浩孝様の後任として、伝統ある二葉会の第29代会長を仰せつかりました。二葉会は今や8,500人規模の会員を擁する組織であり、その会長という重責に、身の引き締まる思いでございます。
 昨今、世の中の変化と発展は目覚ましく、私たちはその変化に呼応し、あるいは自ら次世代を切り開いていかなければなりません。かつて身に付けた技術や能力だけで、産業界・学術界を生き抜くことが難しくなった現代において、「学び続けること」の重要性はますます高まっています。一方で、働き方やライフスタイルも大きく変化し、時間、場所、年齢、国籍、ジェンダーといったあらゆる境界を越えて活動できる時代となりました。しかし、こうした変革は今に始まったことではありません。私たちはいつの時代も、直面する変化や課題に一つ一つ真摯に向き合い、乗り越えてきたはずです。二葉会は、1951年の準備会発足から75年もの間、そうして時代とともに歴史を積み上げてまいりました。
 このように長きにわたり本会が発展を続けてこられたのは、歴代会長をはじめとする役員・幹事の皆様、諸先輩方のご尽力、そして会員の皆様のあくなきご活躍の賜物と、深く感謝申し上げます。微力ではございますが、私も二葉会のさらなる発展のために、微力ながら全力を尽くす所存です。
 先般、卒業式後のイベントに参加させていただく機会がございました。私の話に熱心に聞き入る卒業生たちの姿、その場の臨場感は、ディスプレイ越しに見える景色とは全く異なる、胸を打つものでした。名古屋大学で先生方や先輩・後輩と学び、肌で通じ合い、卒業を迎えるとき、私たちは多くの同窓生と深く繋がっていることを実感します。しかし、いざ社会へ飛び込むと、日々の仕事への集中や家庭への貢献などにより、その絆や臨場感が次第に薄れてしまうのもまた、ひとつの現実ではないでしょうか。
 私は、その大切な絆を長く繋ぎ、時には復活させたいと考えております。そして、同期だけの「横の繋がり」にとどまらず、先輩・後輩という「縦の繋がり」、さらには年代を超えた「斜めの広がり」へと発展させていきたいのです。二葉会のホームページでは、会員の皆様が親睦を深めていただくための具体的なイベント案内や、電子化された名簿をご用意しております。
 ぜひ皆様、お誘い合わせの上、積極的にご参加いただけますと幸いです。より実りある親睦の場とするために、皆様からのアイデアやご意見も広く頂戴し、全員で少しずつ形にしていきたいと考えております。是非、会員各位のお力添えをお願い申し上げます。

 塚 秀守