二葉会会長あいさつ

 

田中会長

このたび二葉会という由緒ある同窓会の取り纏め役を仰せつかりました。 初代 野口孝重会長から数えて24代目になります。 この間、多くの歴代会長や幹事の皆様、そして会員である卒業生の皆様のご尽力により、8000名に近い会員数を擁する大きな組織となっています。 田中孝明前会長による二葉会会員との連携促進、課題解決への精力的な取り組みを引き継ぎ、微力ながら二葉会の発展に尽力したいと存じます。 特に、近い将来、二葉会会員となる名古屋大学電気系の在学生の皆さんへの働きかけを強化することで二葉会への認識と会員であることのメリットを感じて頂き、 同窓会としてのさらなる発展に務める所存でございますので、会員の皆様には、どうぞ、ご支援、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

さて、私が名古屋大学に入学しました昭和42年は学生紛争の頃で、同44年は東京大学の入学試験が行われませんでした。 また、私達の年代は、戦後のベビーブームの真最中で、通っていた中学校は1学年18クラス、1学級56人程度で全校3000人程の大所帯でした。 このような状況ですので、大学の入学定員の増加が相次ぎました。2学科だった名古屋大学工学部電気系は、私が入学した昭和42年には電気第二学科が設置されて3学科となりました。

現在、私は豊田高専(独立行政法人国立高等専門学校機構豊田工業高等専門学校)の校長として、豊田高専同窓会の名誉会長も務めており、 その経験から比較すると、高専と大学では同級生との絆の強さにはかなり差があるように感じます。 高専では各学科40人程のクラスが単位となっていて、一般高校のように自分達の教室や自分の机があります。そして、そのまま、5年間この仲間と過ごす事になります。 もう一つ異なる点は、豊田高専には在校生の6割、600人余を収容する学生寮が設置されており、寮では、学科の垣根を越え、先輩寮生の指導を受けて生活をするという縦と横の人間関係が築かれます。 このような環境が豊田高専の同窓会にも大きく影響を与え、同窓会としてのまとまりがかなり強いものになっています。

一方、大学では、私達の頃には教養部があり、そこでは色々な学科に属している理系あるいは文系の学生から成るクラスがありました。 私は理系のS1-19というクラスでしたがこの仲間達で名大祭の出し物や仮装行列をしたものです。 しかしながら、3年生頃から電気系の学生がまとまって受ける授業が始まると、その仲間とも別れ、今度は電気系の学生だけが授業を受ける時に同じ講義室に集まるという形になって、仲間の絆はそれ程強いものにはならない様な気がしました。 勿論、学生実験などでグループを組みますのでそれなりの仲間意識は出来るでしょうが、「同級生」という意識は大学ではかなり希薄なものとなっているのではないでしょうか。 むしろ、研究室に配属されてからの絆が強く、研究室単位の繋がりが今でもあるように思います。

このような状況において、二葉会という同窓会が名古屋大学の電気系を卒業された皆さんにとって有意義な組織として存続していくためには、同窓会の果たす役割、実施する事業が会員にとって身近で有益なものにならねばなりません。 今、社会はグローバル化しています。二葉会会員も世界中で活躍されていることと思います。他社を仕事で訪問するとき、二葉会会員に遭遇されることもあるでしょう。 第14代会長の鬼頭幸生先生が、二葉会名簿で卒業生の有無を事前に調べていく事が仕事をスムーズに進める上で非常に大切だと良く言われておりました。 ただ、個人情報の扱いが厳しくなり、残念ながらかつてのような情報満載の名簿をお届け出来なくなっており、名簿の在り方も課題となっています。

このように様々な課題もありますが、二葉会が築く絆をより太く、強固なものにするように、役員・幹事は、更なる努力を致してまいります。 どうか会員のみなさまにおかれましては、より一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成28年 5月  二葉会会長 髙井 吉明 (昭和46年卒)