チャンバー外観1。
チャンバー外観2
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この装置を用いて、長尺の金属テープ上に超伝導膜を成長させ、超伝導線材の作製を行う。
下図に構造の概略図を示す。青い線が金属テープである。 このチャンバーは三つの真空槽から構成されており、右側が金属テープを 送り出すリールが入った送出チャンバー、中央が超伝導膜を成膜する製膜チャンバー そして、左側が成膜された金属テープを受け取る巻取チャンバーである。 送出チャンバーから送り出された金属テープは、成膜チャンバー内部にあるヒータに よって加熱される。また、金属テープは三回折り返してヒータ上を通る構造になって おり、成膜領域が広く取れるために収率が高い。 超伝導層が成膜された金属テープは巻取チャンバー内の巻取リールに巻き取られる。 スペック ・設置可能ターゲット数: 3個(直径2インチ) ・到達真空度: 10-6 Torr以下 ・ヒーター: Si-Cヒーター×2 ・ヒーター最高温度:1,050oC ・最大金属テープ長:100 m ・最大線速:10 m/h ・金属テープレーン数:3 レーン |
Reel to Reel チャンバーの構造概略図。
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