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8. 情報・通信工学分野関係の研究室紹介

電子情報通信講座

  1. 画像情報学研究グループ
    (ホームページ:http://www.tanimoto.nuee.nagoya-u.ac.jp/
    教員:藤井 俊彰 准教授

    研究室紹介:
     映像技術と通信・コンピュータ技術を融合したインテリジェント映像情報システムの創造を目指し,その基礎理論から応用システムまでの幅広い研究を行っている。特に,自由視点テレビ(FTV )と次世代交通システム(ITS)を研究の中心としている。FTVは,本研究室が世界に先駆けて開発した次世代映像メディアであり,究極の3次元テレビである.MPEG,ITU-TなどにおいてFTVの国際標準化を推進するとともに,画像情報の根源である光線を取得・処理・表示する次世代映像技術の研究開発に取り組んでいる。
    主な研究テーマは以下の通りである。
    1)次世代インターネットを担う画像情報圧縮の研究
    多視点画像符号化,3次元空間情報符号化,インターネットによる自由視点テレビ配信
    2)自由視点テレビシステム(FTV)の研究
    自由視点画像生成,情報圧縮,光線取得システム,光線再現型360度ディスプレイ,FTV-ホログラム変換,FTV編集システム,FTV応用システム
    3)仮想空間を作り出す多次元画像処理の研究
    光線情報処理,光線空間のデフォーメーション,都市空間ナビゲーション
    4)次世代交通システム(ITS)の研究
    情報統合運転支援システム,信号機を用いた光無線通信,インテリジェントカー

  2. 情報システム研究グループ
    (ホームページ:http://www.okuma.nuee.nagoya-u.ac.jp/
    教員:道木 慎二 准教授

    研究室紹介:
     コンピュータをはじめとする情報通信の発達を背景に、機械は単に人間に操作されるだけでなく、 自らが判断して人間と協調することが求められるようになりつつある。我々は、ロボットや自動車に代表される人間と機械が協調して機能するシステムを対象に、「制御」を幅広く研究している。その研究範囲は一般的な制御の範囲にとどまらず、人間と機械との協調に欠かせないモデリング・インターフェース手段として、画像認識・空間認識や行動の理解と表現などの情報処理についても研究を行いう。「観察すること(計測・信号処理)」、「理解すること(モデリング・情報処理)」、「操作すること(狭義の制御)」に対して広い視点で横断的に取り組み、動きの源であるモータからロボットや自動車など複雑なシステムまで、システム全体を適切にデザインし、思いのままに操るための研究に取り組む。
    主な研究テーマを以下に示す。
    1)ロボットや自動車の動きを支えるモータの開発とその制御手法
    2)複雑化する制御対象を記述・把握するためのモデリング技術
    3)自動車におけるエネルギーと運動の制御
    4)ロボットの自律移動のための三次元空間認識や人間の行動理解
    5)人間の生活環境中で動作獲得や故障・障害物に対応できる高い冗長性を有するロボットの制御

  3. 情報ネットワーク研究グループ
    (ホームページ:http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/satolab/
    教員:佐藤 健一 教授,長谷川 浩 准教授

    研究室紹介:
     ブロードバンドアクセスが全世界で急速に浸透し,ネットワーク上の通信量(トラフィック)は飛躍的に増加している。また,ユビキタスネットワーキング,モバイルインターネット,ピアツーピアネットワーキングの進展により,様々な性質のトラフィックを柔軟かつ効率的に転送する必要が生じている。当研究室では,最先端の光技術を駆使した超高速フォトニックネットワーク,柔軟性に富む新しい通信プロトコル,高信頼なネットワークアーキテクチャ,高機能波長ルーティングシステムなど,新世代の通信ネットワークに関する幅広い研究を行っている。最新の手法を駆使した理論解析,実ネットワークをモデルとする大規模シミュレーション,新機能の光部品(光スイッチ,光フィルタ等)の試作,次世代通信機器プロトタイプの試作を通し,世界で活躍出来る研究者,技術者の育成を目指す。毎年修士課程の多くの学生が著名な国際会議で研究成果を発表している。
    主な研究テーマは以下のとおり
    1)フォトニックIPネットワーク(超大容量ネットワークの創出,ネットワーク設計理論の構築)
    2)高機能光バーストネットワーク(次世代の新しい光転送方式の研究)
    3)次世代波長ルーティングネットワークノード(波長パス/波長群パスを駆使した高機能ネットワークの研究)
    4)最先端の光機能部品の研究(積極的に企業とも共同研究を行い,世界先端の光部品試作も行う)
    5)適応的ネットワーク制御(災害やトラフィックの変化に対応出来る高信頼なネットワークに関する研究)
    6)ネットワークトラフィックの数理的解析理論(ダイナミックなネットワークコントロールの基盤となる研究)
    7)新世代通信プロトコル(現在のTCP/IPに代わる,新世代の通信プロトコル)

コンピュータ工学講座

  1. コンピュータ・アーキテクチャ研究グループ
    (ホームページ:http://www.ando.nuee.nagoya-u.ac.jp/
    教員:安藤 秀樹 教授,塩谷 亮太 助教

    研究室紹介:
     LSI技術の進歩に伴い,マイクロプロセッサは今やコンピュータはもちろん,あらゆる電子機器に内蔵され,いつでもどこにおいても必要な社会の頭脳となった。このような状況下においては,マイクロプロセッサの進化は社会を一変させるほどの影響力を持っており,性能,電力,コストへの要求には限りがない。我々は,コンパイラ技術やLSI設計を含む多様な技術的側面を総合的に勘案し,様々な要求に応えるアーキテクチャを見いだす研究を行っている。
    1)命令レベル並列処理
    2)スレッドレベル並列処理
    3)低消費電力化

  2. インテリジェントシステム研究グループ
    (ホームページ:http://sslab.nuee.nagoya-u.ac.jp/
    教員:佐藤 理史 教授,駒谷 和範 准教授

    研究室紹介:
     インターネットの急速な発展により,テキストを機械的に処理する必要性はますます高まっている。本研究室では,言語(ことば)を計算機で扱うための各種技術とその応用に関する研究を行っている。言語は,コミュニケーションのための最も重要なメディアであり,かつ,時を越えて知識を伝える知識伝達メディアでもある。このような意味において,言語を科学的・工学的に研究することは,情報・通信工学の枠を越えて,大きな意義がある。本研究室では,特に,情報をわかりやすく,使いやすくするための言語処理・編集技術と音声対話技術を中心に研究を進め,情報伝達の円滑化を支援する各種システムの実現を目指す。
    主な研究テーマは以下のとおり。
    1)基本日本語とパラフレーズ(わかりやすい日本語テキストとはどのようなものか?)
    2)情報の自動編集/辞書の自動編纂(使いやすい情報をどのように作り出すか?)
    3)テキスト・個性・創造性(テキストの多様性はどこから来るのか?)
    4)音声対話システム(聞き間違いに強い対話は実現できるか?)
    5)適応的インタラクション(相手に動的に適応する対話はどう実現できるか?)

数理情報システム講座

  1. 情報制御工学研究グループ (計算理工学専攻・併担講座)
    (ホームページ:http://www.cmplx.cse.nagoya-u.ac.jp/)
    教員:古橋 武 教授,吉川 大弘 准教授

    研究室紹介:
     (1)多次元データの可視化技術,インタラクティブグルーピング,プロファイリングなどの知識抽出技術について研究している。(2)階層的キーワード可視化ツール(HK Graph)の研究・開発およびWebデータ解析等への応用を進めている。(3)進化計算の解探索過程の可視化技術・効率化手法について研究している。(4)脳波による思考の認識について研究している。(5)幾何情報処理に関する研究とデータ解析・モデリングへの応用など,多次元データの解析技術に関する研究を進めている。
    主な研究テーマは以下の通りである。
    1)多次元感性データの解析法の開発
    2)HK Graphによるテキストマイニング手法の開発
    3)超多自由度/多目的設計問題の可視化による解探索支援システムの開発
    4)脳波データを用いたロボット制御法の開発
    5)幾何情報を用いたデータ解析・モデリング法の開発

  2. 数理情報工学研究グループ (計算理工学専攻・併担講座)
    (ホームページ:http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/kawaguti/)
    教員:河口 信夫 教授, 梶 克彦 助教

    研究室紹介:
     日常生活空間内の多様な場所に配置された様々な情報機器が,ネットワークを通じて相互に連携し,豊富なサービスを提供するユビキタス情報環境がいよいよ身近なものになりつつある。本グループでは 「理論の検討から応用システムの開発まで幅広く」をモットーに,ユビキタス社会を支える人材を輩出するため,ネットワーク基本技術から,環境センシング技術,基盤ソフトウェア技術,インタフェース技術,デモシステム開発までを幅広く研究する。学生諸君には,最先端の国際会議での発表や海外研究者との交流を期待する。また,産学連携活動も活発に行っており,関連ベンチャー企業との連携など,多様な経験が可能である。
    主な研究テーマは以下の通りである。
    1)コンテキスト・センシングシステム(日常生活空間から多様な情報を取得し,状況を理解)
    2)機器間連携基盤ソフトウェアシステム(多様な機器間をスマートに連携し,高度なサービスを実現)
    3)高度コミュニケーションシステム(遠隔地間でも,すぐ隣にいるようにコミュニケーション)
    4)ユビキタス・インタフェースシステム(誰でも簡単に利用できるインタフェースを実現)
    5)スマートルーム・スマートタウン(部屋,家,街のユビキタス化と遠隔相互接続)

  3. 数理情報工学研究グループ (S) (計算理工学専攻・併担講座)
    (ホームページ:http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/tiwata/
    教員:岩田 哲 准教授

    研究室紹介:
     情報セキュリティ技術について,とくに暗号理論を中心に研究を行っている。情報セキュリティは情報・通信の安全性を支える基盤技術であり,その中核をなすのが暗号理論である。暗号技術を応用することで,電子商取引,電子選挙,電子入札,電子公証といった様々な機能を実現できる。情報セキュリティに関する研究を通じて,より安心・安全で,より便利で,より豊かな情報社会の発展に貢献することを目指す。
    主な研究テーマは以下の通りである。
    1) 暗号理論の基礎研究
    既存の暗号化方式や認証方式の安全性解析,数学的に安全性が証明でき,かつ実用的な新しい方式の提案など,暗号理論の要素技術に関する研究
    2) 情報セキュリティ技術の実装に関する研究
    暗号ハードウェアのセキュリティやセキュアプログラミングなど,実装に関する研究
    3) 情報セキュリティ技術・暗号理論の応用研究
    既存の実用方式の安全性解析や,新しいアプリケーションの提案など,応用に関する研究

無線通信システム講座

  1. 無線通信システム研究グループ (エコトピア科学研究所・協力講座)
    (ホームページ:http://www.katayama.nuee.nagoya-u.ac.jp/
    教員:片山 正昭 教授,山里 敬也 教授 (教養教育院),岡田 啓 准教授,小林 健太郎 助教

    研究室紹介:
     無線通信技術は,携帯電話,無線LANはもちろん,環境情報収集やロボットや各種装置の遠隔操作においても不可欠な技術である。無線システム全般について, 理論解析から先端システムの開発まで幅広い研究を行っている名古屋大学唯一の研究室が我々のグループである。無線通信の本質に迫る理論解析や計算機数値解析はもちろん, 実際の通信システムの試作実験も積極的に行っている。研究成果発表を重視しており,前期課程大学院生の多くが海外開催の国際会議を経験し,一流学会誌での論文発表を行っている。情報通信関連企業はもとより自動車等の関連分野の企業においても,無線に関する高度な知識を持つ技術者への需要は大きい。そのため,後期(博士)課程修了者に対しても多くの求人があるのも本グループの特徴である。情報通信研究開発のメッカともいえる横須賀リサーチパーク(YRP)に学外分室を持ち, 民間企業等との共同研究も活発である。なお本研究室は名古屋大学エコトピア科学研究所所属教員による協力講座であるが,学生は他の研究室同様電子情報システム専攻に属し,教育研究やその他の扱いにおいて他の研究室と何の違いも無いことを申し添える。
    1)環境問題への情報通信技術の活用(環境センシング・制御,スマートグリッド,等)
    2)ロボット・産業機器・環境システムのための計測制御通信システム
    3)Green Mobility技術における情報通信技術の活用
    4)コグニティブ無線技術:電波環境を認知し自己変身するソフトウェア無線通信システム
    5)電力線を用いた通信システム
    6)次世代,次々世代マルチメディア携帯電話システム
    7)大容量衛星通信システム,大規模災害に対処する緊急衛星通信システム
    8)可視光通信システム(照明光利用高速通信,交通信号による情報伝送,障害者向け情報伝達システム等)
    9)新しい考え方に基づく無線通信システム(ファジー測度論の無線通信への適用など)


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[最終更新日:2011年5月]


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